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JIS X 0602 情報交換用磁気カセットテープのラベル及びファイル構成 1982制定

番号 用語 定義 対応英語
2(1) ラベル 各ボリューム,トラック又はファイルの始め又は終わりにあるブロックであって,そのボリューム,トラック又はファイルを識別したり,特性を表したり,境界を表したりするもの。ラベルは,ファイルの一部とは考えない。
2(2) ラベル識別子 ラベルを識別するためにラベル中に記録される1個以上の文字。
2(3) ラベル内で用いる文字 ラベル内に記録できる文字は,JIS X 0201(情報交換用符号)で定義されるもののうち,次の規定に従うものとする。(a)数字 0から9までの任意の数字。この規格では,ラベル番号として用いるときに“n”で表すことがある。(b)図形文字 ローマ字用7単位符号表の第2〜5列にある任意の文字。ただし,情報交換当事間の合意があれば,ボリューム識別名,ファイル識別名及びシステム又は利用者使用のために確保された欄において,ローマ字,片仮名用8単位符号表の第10〜13列にある任意の文字を使用してもよい。この規格では,ラベル番号として用いるときに“a”で表すことがある。備考1.国際間で情報交換を行う場合は,JIS X 0201のローマ字用7単位符号表の第2〜5列にある任意の文字とし,このうち符号表の位置5/15(アンダーライン)及び国際間で必ずしも文字が一致していない次の7個は含めない。2/3(番号記号),2/4(ドル記号),4/0(単価記号),5/11(左大括弧),5/12(円記号),5/13(右大括弧),5/14(アクサンシルコンフレックス)2.これらの制限は,情報交換に際して互換性を最大に保つこ
2(4) テープマーク ファイルデータとラベル群との間,及び各ラベル群の間の境界を示す境界子。基本システムにおいては,テープマークはファイル境界を示すために用いる。(備)この規格では,テープマークの記録位置を“*”で示す(#表有り)。
2(5) 二重テープマーク ボリューム又はファイルセットの終わりを示す連続した2個のテープマーク。(備)基本システム以外のシステムでは,ボリューム上に空ファイル分割又は空ファイルがあるときも,連続した2個のテープマークが現れるが,この場合には二重テープマークとして解釈せず,空ファイル分割又は空ファイルを囲む2個のテープマークと解釈する。この規格で“空”とはファイル見出しラベルの後のテープマークから,そのファイル分割又はファイルのボリューム終わりラベル,トラック終わりラベル又はファイル終わりラベルの前のテープマークまでの間に,1個のブロックも存在しないことを意味する。
2(6) 中間のトラック終わり●中間のトラック始め 連続して使用されるトラックにおいて,先行するトラックの終わりを中間のトラック終わりといい,後続するトラックの始めを中間のトラック始めという。

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