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JIS X 4004 日本語文書交換用ファイル仕様(二値図形) 1989制定

番号 用語 定義 対応英語
2(01) 文書 人間が理解できるように2次元形式で表現される情報であって,例えば用紙上に印字又は画面上に表示させるもの。この規格においては,文書は1ページからなり,文書作成時の書式の初期値を定義する文書書式情報をもつ。
2(02) 文書ファイル 日本語文書の交換の対象となる一つ以上の文書からなるファイル。文書ファイルは,文書見出し部と文書データ部からなる。一つの文書は,文書見出し部中の文書見出し情報と文書データ部中の文書実体の対として媒体上に格納する。
2(03) ファイル 一つの単位として取り扱われる関連したレコードの列。ファイルは,一つのボリュームの全体若しくは一部,又は二つ以上のボリュームにまたがって格納することができる。
2(04) ボリューム →ボリューム取付け,取外しのできるデータ媒体の物理的単位。この規格においては,フレキシブルディスクカートリッジがこれを相当する。一つのボリュームには,一つのファイル全体若しくはその一部,又は二つ以上のファイルを格納することができる。
2(05) レコード 媒体上での格納及び読出しの単位となる連続したデータの集合。この規格においては,256バイトの長さとする。
2(06) エクステント 連続した昇順のアドレスをもつレコードの列。
2(07) システムラベル JIS X 0603(情報交換用フレキシブルディスクカートリッジのラベルとファイル構成)によって規定されているボリューム見出しラベル,ファイル見出しラベルなどの集まり。
2(08) 文書見出し情報 文書ファイルに格納される文書実体に先立って置かれる情報であって,各文書を識別し,その記憶場所,文書の属性などを表すもの。
2(09) 文書交換水準 交換する文書中に含まれる事務用グラフ,幾何学図形,二値図形の有無,取り扱う文字の符号化表現及び制御機能などの種別によって区分した文書の水準。
2(10) 文書書式情報 文書を印字する用紙の寸法,用紙上における文字の物理的な配置,個々の文字の物理的な表現方法などを定める情報。この規格においては,交換文書の書式の初期値を定義するために使用する。
2(11) 制御機能 制御文字で始まる制御列又はそれによって表現される特別の機能。
2(12) 図形文字 制御文字以外の文字であって,印字・表示の可視的表現をもつもの。
2(13) テキスト 1ページ以上からなる文書中の図形文字及び制御機能の列。
2(14) ページ 用紙の物理的な制約又は文書の体裁に基づいて分割されたテキスト。
2(15) ページ内の文字の1字元的並びで,ページを字方向に区分する単位。
2(16) 文字ピッチ 文字を行中に並べる場合の字送り量。
2(17) 行ピッチ 行を並べる場合の行送り量。
2(18) 字方向 文字の読みの方向。
2(19) 行方向 文字の読みの方向に直角な方向。
2(20) 縦書き 各行の文字が上から下へ,縦読みになるような文字の配列。
2(21) 横書き 各行の文字が左から右へ,横読みになるような文字の配列。
2(22) 動作位置 次に処理しようとしている文字位置。処理した後は,動作位置は通常1文字分進む。
2(23) 行始端 行の最初の文字が始まる位置。横書きの場合は左端,縦書きの場合は上端の文字が始まる位置で,文字書式情報の字方向余白欄の文字数に対応する余白の次の文字位置。
2(24) 行終端 行の最後の文字位置。横書きの場合は右端,縦書きの場合は下端の文字が終わる位置で,文書書式情報の字方向余白欄の文字数と1行当たり文字数欄の文字数の和に対応する文字位置。
2(25) 全角 字方向の大きさが,通常である文字の大きさ。
2(26) 半角 字方向の大きさが,全角の50%である文字の大きさ。
2(27) 倍角 字方向の大きさが,全角の200%である文字の大きさ。
2(28) ブロック 文書のページ内において事務用グラフ,幾何学図形,二値図形などを配置するための長方形の領域。
2(29) ブロック書式情報 ブロックの番号,位置及び大きさを規定する情報。
2(30) 画素 2次元の広がりをもつ画像を水平方向及び垂直方向に分割した最小単位。
2(31) 二値図形 二値で表現される画素の2次元配列によって表現される図形。
2(32) 二値図形情報 二値図形を表現するための情報の集まり。
2(33) 二値図形領域 ブロック内に配置される二値図形表示のための領域。
2(34) 背景 二値図形領域内における二値図形が表現される下地となる部分。
2(35) 前景 二値図形領域内における二値図形の部分。
2(36) 主走査線 字方向に1次元的に配置された画素の配列。
2(37) 主走査方向 主走査線上に画素が配置されていく方向。
2(38) 副走査 主走査線が配置されていくこと。
2(39) 副走査方向 主走査線が配置されていく方向であり,行方向と一致する。
2(40) 画素間隔 画素の中心とその画素に隣接する画素の中心との距離。
2(41) 副走査間隔 一つの主走査線の中心と次の主走査線の中心との距離。
2(42) BMU 長さの単位であり,1BMUは(25.4/1200)mmとする。
2(43) 画素密度 主走査方向における25.4mm当たりの画素の数。この規格では,画素間隔と副走査間隔を等しくとる。

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